本文はここから

バレエ専門リハビリメールマガジン バックナンバー

小田切病院 バレエ ダンス専門リハビリ Vol.38 ━━━ 2010/5月号 ━━━
                   http://www.kaatsu-rehabili.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

メニュー━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[1] ジュニアバレエコンクールとバレエ障害
[2] 多目的ホールとバレエコンクール
[3] 加圧リハビリとコンクール時発生障害の治療
*里見悦郎略歴
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
[1] ジュニアバレエコンクールとバレエ障害
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
近年、バレエコンクールが増加し、四季を通じてコンクールが日本全国で開催
されるようになりました。かつて、コンクールの多くは暖かな春、夏の季節を中
心に開催されていました。それはダンサーの体調を重視してのことでした。さら
に、参加する生徒のため、学校の長期休暇に合わせて開催されました。しかし、
近年では12月、1月の気温の下がる冬季、気温が上がる8月前後の夏季にもコンクー
ルが多く開催されるようになりました。しかも、コンクールへの参加者の増加に
より予選から決勝まで複数日を長時間、会場ホールに拘束されるようになり、そ
れに伴い、障害の再発が見られるようになりました。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
[2]多目的ホールとバレエコンクール
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
1990年代日本全国の都道府県に多目的ホールが作られました。コンサート、各
種イベントの開催が可能な多目的ホールを備える施設が全国に作られ、文化芸術
の振興が行われました。しかし、多くのホールの床、楽屋の床はダンサーをはじ
め出演者の身体に配慮が届いたものではありません。固いコンクリート張りの床、
多人数のオーケストラを配置できる頑丈な固い舞台床が施され、それらは決して
バレエ・ダンスに向いた施設ではありません。いずれも冷たく冷え切った床は出
番待ちの長時間の待機に向いていません。このような施設を利用したコンクール
の開催がこの数年激増したのです。

コンクール参加をきっかけに、以前痛めていた障害箇所の痛みが再発するケース
が特徴です。特に、長時間の待機中、冷え切った床での座位の休憩、ストレッチ
ングは大腿部の筋肉に痛みを再発させる原因となります。膝・足関節部の痛み、
腰痛の再発も多くみられます。また、控室、ホールの滑りやすいタイル上でのポ
アント立ちの稽古が足関節部の捻挫経験者を再発させます。タイルは滑りやすく
転倒の危険があり、その危険を意識するが故に爪先を床に立てるピケ時に膝関節
がまっすぐに伸び切らず、曲がった状態で立つことから足関節部に体重が掛かり、
トゥ立ちの際にタイル上でつま先がスリップし、捻挫を再発させるケースです。
このようにして再発した膝・足関節部の捻挫などバレエ障害の治療に加圧リハビ
リによる治療効果が確認されています。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
[3] 加圧リハビリとコンクール時発生障害の治療
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
コンクール経験の浅い参加者の多くは長い待ち時間のストレッチング、リハーサ
ル直前の関節部、筋肉の温めがとても大切です。しかし、コンクール直前の過度
の緊張による失敗で思わぬ怪我が発症します。また、経験を積んだダンサーも多
くは慢性化した関節部炎症を再発させるケースが多く見受けられます。このよう
にコンクール時に発症した障害治療に血液循環を高める効果のある加圧リハビリ
による治療は、整体やカイロプラクティク等の手技に勝る血行の向上が期待され、
バレエ障害の新たな治療法として注目されています。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
*里見悦郎略歴
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
20年以上にわたり大学でクラシックバレエの障害発生メカニズムの研究に従事す
る。認知動作学、動作解剖学、リハビリ工学の専門家として医療系大学・体育系
大学で看護士、トレーナーの育成に携わる。2000年、日本初大学クラシックバレ
エ学科である昭和音楽大学短期大学部バレエコース創設者、元主任助教授として
知られる。2005年7月バレエ障害治療の第一人者故小川正三医師の下、整形外科
医の協力を得てバレエ障害専門診療所「東京バレエクリニック」(東京、府中)
を開設。2007年より小田切病院リハビリテーション科でバレエダンサーの加圧リ
ハビリ治療の指導に参加する。「偉大なるバレエ教師」、「ダンスのメンタルト
レーニング」。「クラシックバレエテクニック」(2007年発売予定)、「バラン
シンテクニック」(2007年発売予定)の翻訳のほか、バレエ障害関連論文多数を
学会に発表している。チャコットカルチャースタジオ、東京バレエクリニックに
てバレエ障害講習会を開催、バレエ・ダンス界に医療知識の普及を努める。武蔵
野美術大学講師、比較舞踊学会理事、教育学博士。

┌──────────────────────────────────
│配信停止をご希望の方は、お手数ですが以下のURLよりお手続き願います。
│   
│【配信停止はこちら】
│http://www.kaatsu-rehabili.com/mailmaga/mailstop582ad5776064eec.html
└──────────────────────────────────

************************************************************
┌───┐   医療法人 育仁会 小田切病院
│\_/│……〒211-0063 神奈川県川崎市中原区小杉町3-253
└───┘   TEL:044-722-0121 / FAX:044-722-0123
http://www.kaatsu-rehabili.com/
************************************************************
加圧トレーニングを利用したリハビリを行っております。  
――――――――――――――――――――――――――――――
Copyright (c)2007-2010 Odagiri Hospital All Rights Reserved. 
――――――――――――――――――――――――――――――

  • 医療法人育仁会 小田切病院 - 加圧トレーニングを利用した加圧リハビリとバレエリハビリ
  • 〒211-0063 神奈川県川崎市中原区小杉町3-253 TEL:044-722-0121 / FAX:044-722-0123
  • Copyright © Odagiri Hospital. All Rights Reserved.